
皆様、こんにちは。
今月より月に1度、長年の経験から得た工作機械に関する技術情報を発信いたします。
ホンマ・マシナリー株式会社は、創業以来 70有余年、多くのお客様に支え・育てていただきま
した。工作機械メーカーの立場だからこその知識・ノウハウをお客様に発信していきます。
今回は「立て旋盤とは?」というテーマで情報発信いたします。
一般的に、ワークピースを回転させて機械加工を行う工作機械の中で代表的な機械に『普通
旋盤』があります。
普通旋盤は主軸が水平方向にあり、チャックに固定したワークピースは主軸を中心にして回転
し、バイト(刃物)を当てることで加工を行います。(旋削加工と言います。)
加工後の形状は円筒形や円錐形になります。
しかし、ワークピースが大きく、より重くなると、自重で不安定になるため、
普通旋盤では加工する事が困難になります。
普通旋盤では加工が困難な大きなワークには、『立旋盤』が適しています。
立旋盤は主軸が垂直方向にあり、ワークを水平面内に置ける為、自重による影響を
受けません。
イメージ図(ろくろ)
その為 立旋盤を用いれば、重量物であっても安定、安全に加工をする事が可能です。
また、立旋盤は深さ1500mm以上の深穴繰り加工も可能で
ホンマ・マシナリーではZ軸ストロークが2,000mm以上の機械の製作も可能です。
立旋盤による深穴繰り加工
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